投稿日:2025/01/27
みなさんこんにちは!
株式会社bud梱包出荷サポートです!
突然ですが、「FBA」ってご存知ですか?
Amazonで商品を販売している方なら、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
もしかしたら、名前は聞いたことはあるけれど、実際にはよく知らないという方もいらっしゃるかもしれません。
FBAは、Amazonが提供する物流サービスで、EC事業者にとって非常に便利なサービスです。
しかし、EC事業者が利用できる物流サービスには、FBA以外にも3PLと呼ばれるものが存在します。
どちらのサービスを利用するのが良いのか、迷ってしまう方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、FBAと3PLについて、それぞれの特徴やメリット・デメリットをわかりやすく解説し、どちらを選ぶべきかについて詳しく解説していきます。
ぜひ最後まで読んで、あなたのビジネスに最適な物流サービスを見つけてください。
FBAとは
FBA(フルフィルメント by Amazon)とは、Amazonが提供する物流アウトソーシングサービスです。
商品をAmazonのフルフィルメントセンターに納品するだけで、Amazonが商品の保管、注文処理、梱包、配送、カスタマーサービスまでを一括して代行してくれます。
FBAの特徴
①Amazonの倉庫を利用できる:
広大なAmazonのフルフィルメントセンターに商品を保管することができます。
そのため、自社で倉庫を確保する必要がなく、保管スペースの確保や管理の手間を省くことができます。
②Amazonの物流システムを利用できる:
Amazonが長年培ってきた高度な物流システムを利用することができます。
そのため、効率的な物流を実現し、配送コストを削減することができます。
③Amazonプライムに対応できる:
FBAを利用することで、Amazonプライムに対応することができます。
Amazonプライム会員は、送料無料や翌日配送などの特典を受けることができるため、FBAを利用することで、商品の販売機会を増やすことができます。
④カスタマーサービスをAmazonに任せられる:
商品の配送や返品、顧客からの問い合わせ対応など、カスタマーサービスをAmazonに任せることができます。
そのため、カスタマーサービスにかかる手間やコストを削減することができます。
FBAでできること・できないこと
FBAでは、Amazonで販売する商品の物流業務全般を代行してくれます。
例えば…
- 保管:商品の保管
- ピッキング・梱包:注文を受けた商品のピッキング・梱包
- 配送:商品の配送
- 返品・交換:返品・交換の対応
- カスタマーサービス:顧客からの問い合わせ対応
ただし、FBAでは、以下のようなことはできません。
・Amazon以外のECサイトでの販売:
FBAは、Amazonで販売する商品のみを対象としたサービスです。
他のECサイトで販売する場合は、FBAを利用することはできません。
・商品のカスタマイズ:
ギフトラッピングやのし紙の対応など、商品のカスタマイズはできません。
・危険物・大型商品の取り扱い:
危険物や大型商品など、一部の商品については、FBAで取り扱うことができません。
FBAを利用するメリット
FBAを利用するメリットは、以下の点が挙げられます。
- 物流業務を効率化できる
FBAを利用することで、物流業務をAmazonに一括して委託することができます。
そのため、自社で物流業務を行う必要がなくなり、業務を効率化することができます。
- 販売機会を増やすことができる
FBAを利用することで、Amazonプライムに対応することができます。
Amazonプライム会員は、送料無料や翌日配送などの特典を受けることができるため、
FBAを利用することで、商品の販売機会を増やすことができます。
- 顧客満足度を高めることができる
Amazonは、世界トップクラスの物流システムを有しています。
そのため、FBAを利用することで、迅速かつ確実な配送を実現し、顧客満足度を高めることができます。
FBAのカスタマイズ性
FBAは、Amazonが提供する標準的な物流サービスです。
そのため、カスタマイズ性はあまり高くありません。
ギフトラッピングやのし紙、オリジナル梱包材の利用など、個別の要望に対応することはできません。
また、納入に厳格なルールが定められているため、
FBA専用のバーコードや商品シールを付帯する必要があるなど、余分な作業工数がかかることもあります。
FBAの費用感
FBAの費用は、以下の要素によって決まります。
- 保管手数料:商品を保管するためにかかる費用
- 配送手数料:商品を配送するためにかかる費用
- 長期在庫保管手数料:一定期間以上保管されている商品にかかる費用
FBAの費用は、商品のサイズや重量、保管期間などによって異なります。
詳しくは、AmazonのFBAの料金表をご確認ください。
3PLとは
続いて、3PLでについても同じように、出来ることと出来ないこと、利用するメリットやカスタマイズ性、費用の構成について、見ていきましょう!
3PLとは、「Third Party Logistics(サードパーティーロジスティクス)」の略称で、荷主企業に代わって物流業務全般を請け負うサービスのことです。
3PL事業者は、荷主の要望に応じて、保管、ピッキング・梱包、配送、返品・交換、カスタマーサービスなど、様々な物流業務を代行してくれます。
3PLの特徴
3PLを利用するメリットは、以下の点が挙げられます。
①柔軟なサービス:
3PL事業者は、荷主の要望に応じて、様々なサービスを提供してくれます。
そのため、自社のニーズに合ったサービスを選択することができます。
②専門性の高さ:
3PL事業者は、物流に関する専門的な知識やノウハウを有しています。
そのため、効率的な物流を実現し、コスト削減を図ることができます。
③ITの活用:
多くの3PL事業者は、WMS(倉庫管理システム)やTMS(輸送管理システム)などのITシステムを導入しています。
そのため、物流業務の可視化や効率化を図ることができます。
3PLでできること・できないこと
3PLでは、荷主の要望に応じて、様々な物流業務を代行してくれます。
- 保管:商品の保管
- ピッキング・梱包:注文を受けた商品のピッキング・梱包
- 配送:商品の配送
- 返品・交換:返品・交換の対応
- カスタマーサービス:顧客からの問い合わせ対応
- 流通加工:商品のラベル貼りやセット組みなどの流通加工
- 情報処理:受発注管理や在庫管理などの情報処理
3PLでできないことは、ほとんどありません。
荷主の要望に応じて、柔軟に対応してくれることが3PLの大きな特徴です。
3PLを利用するメリット
3PLを利用するメリットは、以下の点が挙げられます。
- コア業務に集中できる
物流業務を3PL事業者に委託することで物流に関する業務のほとんどをアウトソースできるので、
商品開発や広告戦略の立案といった、コア業務に集中することができます。
- コスト削減
3PL事業者は、物流に関する専門的な知識やノウハウを有しているため、
効率的な物流を実現しコスト削減を図ることができます。
- 柔軟な対応
3PL事業者は、荷主の要望に応じて、柔軟に対応してくれます。
そのため、自社のニーズに合ったサービスを選択することができます。
- 品質向上
3PL事業者は、品質管理体制を整えています。
それにより、高品質な物流サービスの提供が可能となります。
3PLのカスタマイズ性
3PLは、荷主の要望に応じて、サービス内容をカスタマイズすることができます。
ギフトラッピングやのし紙の対応、オリジナルの梱包材の利用や同梱物の手配など、
個別の要望にも対応してくれます。
3PLの費用感
3PLの費用は、委託する業務内容や物量、保管期間などによって異なります。
一般的には、FBAよりも費用が高くなる傾向がありますが、その分高いカスタマイズ性を有しているところに強みがあります。
また、3PL事業者によっては、FBAよりも低価格でサービスを提供している場合もあります。
FBAから移管して3PLに切り替えることで、自社に不要なサービスは削り、必要なものだけを組み合わせることが出来るようになって、物流コストが大幅に削減した、ということもあるのです。
FBAと3PLの比較
ここまで、FBAと3PLの概要について説明してきました。
では実際にどちらを選べばいいのでしょうか?
どちらのサービスを利用するかは、以下の点を考慮して判断する必要があります。
- 販売チャネル
Amazon以外のECサイトでも販売する場合は、3PLを利用する必要があります。
- 取扱商品
危険物や大型商品など、FBAで取り扱えない商品を販売する場合は、3PLを利用する必要があります。
- サービスレベル
FBAは、Amazonプライムに対応しているため、配送スピードや顧客満足度を重視する場合は、FBAを利用する方が良いでしょう。
- カスタマイズ性
ギフトラッピングやのし紙、オリジナル梱包材の対応など、個別の要望がある場合は、3PLを利用する必要があります。
◯ FBAを選ぶべき企業
- Amazonをメインの販売チャネルとしている企業
- 標準的な物流サービスで十分な企業
- コストよりもスピードを重視する企業
- Amazonプライムに対応したい企業
✕ FBAを選ぶべきではない企業
- Amazon以外のECサイトでも販売している企業
- FBAで取り扱えない商品を販売している企業
- 個別対応の物流サービスが必要な企業
- コストを重視する企業
◯ 3PLを選ぶべき企業
- 複数のECサイトで販売している企業
- FBAで取り扱えない商品を販売している企業
- 個別対応の物流サービスが必要な企業
- コストを重視する企業
- 柔軟な物流システムを構築したい企業
✕ 3PLを選ぶべきではない企業
- Amazonをメインの販売チャネルとしている企業
- 標準的な物流サービスで十分な企業
- コストよりもスピードを重視する企業
貴社の物流課題を解決してくれそうなのは、どちらでしょうか?
ぜひ現状と照らし合わせて、考えてみてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、FBAと3PLについて解説しました。
FBAは、Amazonが提供する物流サービスで、Amazonで商品を販売する事業者にとって非常に便利なサービスです。
一方、3PLは、荷主の要望に応じて、様々な物流業務を代行してくれるサービスです。
どちらのサービスを選ぶかは、販売チャネル、取扱商品、物流コスト、カスタマイズ性、サービスレベルなどを考慮して判断する必要があります。
今回の記事を参考に、自社に最適な物流サービスを選んでください。
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