投稿日:2025/02/19
みなさんこんにちは!
株式会社bud梱包出荷サポートです!
物流業界において、「3PL」や「4PL」といった言葉を耳にする機会が増えてきました。
なんとなく聞いたことはあるけれど、実際にはどんな意味なのか、違いがよく分からないという方もいるのではないでしょうか?
この記事では、物流業界に詳しくない方でも理解できるように、3PLと4PLの違いについて分かりやすく解説していきます。
それぞれのメリット・デメリットや、具体的な活用事例も紹介しますので、ぜひ最後まで読んで理解を深めてください。
3PLとは?
3PLとは、「Third Party Logistics(サードパーティ・ロジスティクス)」の略称で、物流業務を外部の専門業者に委託することを指します。
従来、企業は自社で倉庫やトラックなどの物流設備を持ち、配送や在庫管理などの物流業務を行っていました。
しかし、物流業務は専門的な知識やノウハウが必要で、多大なコストと労力がかかるという課題がありました。
そこで登場したのが3PLです。
3PL事業者は、物流に関する専門的な知識やノウハウ、設備、システムを駆使し、企業の物流業務を効率化・最適化します。
企業は3PLを活用することで、物流コストの削減、業務効率の向上、顧客サービスの向上などのメリットを享受することができます。
3PLが提供するサービス例
- 輸送
- 保管
- 流通加工
- ピッキング
- 梱包
- 配送
- 在庫管理
- 受注管理
- 返品管理
- 情報システム提供
4PLとは?
4PLとは、「Fourth Party Logistics(フォースパーティ・ロジスティクス)」の略称で、3PLよりもさらに広範囲な物流業務を包括的に管理・最適化するサービスです。
4PL事業者は、単なる物流業務の代行にとどまらず、コンサルティングやITソリューションなどを組み合わせ、サプライチェーン全体の最適化を図ります。
企業の経営戦略や事業目標を理解した上で、最適な物流戦略を立案・実行し、企業の競争力強化に貢献します。
4PLが提供するサービス例
- サプライチェーン全体の設計・構築
- 物流コンサルティング
- 物流システムの構築・運用
- 3PL事業者を含む複数業者との連携・調整
- KPI設定とパフォーマンス管理
- リスク管理
- 改善提案
3PLと4PLの違い
3PLと4PLの違いを簡単に言うと、「部分最適」か「全体最適」かという点にあります。
3PLは、個別の物流業務を効率化する「部分最適」を目的とするのに対し、4PLはサプライチェーン全体を俯瞰し、全体を最適化する「全体最適」を目的としています。
項目 | 3PL | 4PL |
---|---|---|
定義 | 物流業務の一部または全部を外部に委託すること | サプライチェーン全体を管理・最適化すること |
サービス範囲 | 輸送、保管、流通加工など個別の物流業務 | 3PLを含む複数業者との連携、コンサルティングなど |
目的 | 個別業務の効率化(部分最適) | サプライチェーン全体の最適化(全体最適) |
視点 | 実行 | 戦略 |
主な役割 | 物流業務の代行 | サプライチェーンマネジメント |
3PLと4PLのメリット・デメリット
3PLのメリット
- 物流コストの削減
- 業務効率の向上
- 顧客サービスの向上
- コア業務への集中
- 最新技術・ノウハウの活用
3PLのデメリット
- 情報共有の難しさ
- カスタマイズの制限
- 業者選定の難しさ
4PLのメリット
- サプライチェーン全体の最適化
- コスト削減効果の最大化
- 企業の競争力強化
- 経営戦略との連携
- グローバルな対応力
4PLのデメリット
- 導入コストが高い
- 契約期間が長い
- 情報漏洩のリスク
- 依存性の高さ
3PLと4PLの活用事例
3PLの活用事例
- アパレル業界: 倉庫保管、ピッキング、梱包、配送を3PLに委託し、物流コストを削減。
- 食品業界: 温度管理や賞味期限管理など、専門性の高い物流業務を3PLに委託。
- ECサイト: 受注管理、在庫管理、配送、返品管理など、ECサイト運営に必要な物流業務を3PLに委託。
4PLの活用事例
- グローバル企業: 世界各国に点在する拠点の物流を統合管理し、サプライチェーン全体の効率化を図る。
- 製造業: 生産計画と連携した物流システムを構築し、在庫削減やリードタイム短縮を実現。
- 小売業: 顧客の購買データ分析に基づいた物流戦略を立案し、顧客満足度向上を図る。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事では、3PLと4PLの違いについて解説しました。
3PLは個別の物流業務を効率化するのに対し、4PLはサプライチェーン全体を最適化するという点が大きな違いです。
企業は、自社の経営戦略や事業規模、物流ニーズに合わせて、3PLと4PLを使い分けることが重要です。
物流業界は、EC市場の拡大やグローバル化など、常に変化を続けています。
3PLや4PLといった物流サービスを効果的に活用することで、企業は変化に対応し、競争力を強化していくことができるでしょう。
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