投稿日:2025/03/31
みなさんこんにちは!
株式会社bud梱包出荷サポートです!
在庫管理は、企業にとって非常に重要な業務の一つです。
適切な在庫管理を行うことで、過剰な在庫を抱えることによるコスト増加や、在庫不足による機会損失を防ぐことができます。
しかし、在庫管理といっても、その方法は一つではありません。
企業の規模や業種、取り扱う商品の特徴などによって、最適な在庫管理方法は異なります。
そこで今回は、在庫管理の基本と、代表的な発注方式について解説します。
ぜひ最後までお読みください!
在庫管理の目的
在庫管理の目的は、一言で言えば「適切な量の在庫を、適切な場所に、適切なタイミングで保有すること」です。
具体的には、以下の3点を達成することが目標となります。
- 顧客満足度の向上:
- 常に顧客の需要を満たせるように、必要な時に必要な量の在庫を確保すること
- コストの削減:
- 過剰な在庫を抱えることによる保管コストや、在庫不足による機会損失を最小限に抑えること
- 業務効率の向上:
- 入出庫作業や在庫管理業務を効率化し、人材や時間などのリソースを有効活用すること
- 入出庫作業や在庫管理業務を効率化し、人材や時間などのリソースを有効活用すること
これらの目的を達成するためには、自社のビジネスモデルや商品特性、そして市場の動向などを分析し、最適な在庫管理方法を導入する必要があります。
また、これらの目的を達成するためには、以下のポイントを押さえて検討を進めることが重要です。
- 正確な在庫情報の把握:
- 常に最新の在庫状況を把握するために、定期的な棚卸や在庫管理システムの導入などを行い、正確な在庫情報を管理しましょう。
- 需要予測:
- 過去の販売データや市場トレンドなどを分析し、将来の需要を予測することで、適切な在庫量を決定することができます。
- 発注の最適化:
- 需要予測に基づき、適切なタイミングで適切な量を発注することで、在庫の過不足を防ぐことができます。
代表的な発注方式
在庫管理における発注方式はいくつもありますが、最も一般的なのは以下の2つの方式です。
- 定量発注方式
- 定期発注方式
それぞれの方式の特徴を理解し、自社に最適な方式を採用することが重要です。
詳しく見ていきましょう。
1.定量発注方式
定量発注方式は、在庫量が一定量を下回った時点で、あらかじめ決めておいた一定量を発注する方式です。
メリット
- 発注のタイミングが明確で、管理がしやすい。
- 発注点が設定されているため、在庫管理担当者は在庫量がその点に達した時点で発注するだけで良く、管理が容易になります
- 在庫切れのリスクを低減できる。
- 在庫量が減るたびに発注するため、在庫切れを起こしにくくなります。
デメリット
- 需要変動に対応しにくい。
- 需要が急増した場合、発注点に達する前に在庫が不足する可能性があります。
- 調達リードタイムが長いものは不向き。
- 発注してから納品までのリードタイムが長いものは、需要予測が立てづらいため、欠品や過剰在庫発生の恐れがあります。
- 発注してから納品までのリードタイムが長いものは、需要予測が立てづらいため、欠品や過剰在庫発生の恐れがあります。
向いている商品
- 需要が安定している商品
- 需要が安定している商品は、過去の販売データなどから需要予測がしやすいので、定量発注方式が適しています。
- 調達リードタイムが短い商品
- リードタイムが短い商品は、発注してから納品されるまでの期間が短いため、在庫切れのリスクを低減できます。
- 単価が低い商品
- 単価が低い商品は、在庫を多く抱えても保管コストがそれほど高くならないため、定量発注方式でも問題ありません。
2.定期発注方式
定期発注方式は、一定期間ごとに在庫量を確認し、あらかじめ決めておいた上限在庫量まで発注する方式です。
メリット
- 一度にまとめて発注できるため、発注コストを削減できる。
- 複数の商品をまとめて発注できるため、発注業務の効率化や発注コストの削減につながります。
- 需要変動に対応しやすい。
- 定期的に在庫量を確認するため、需要の増減に合わせて発注量を調整することができます。
デメリット
- 在庫切れのリスクがある。
- 発注間隔が長いため、需要が急増した場合に在庫切れを起こす可能性があります。
- 在庫管理の手間がかかる。
- 定期的に在庫量を確認する必要があるため、在庫管理の手間がかかります。
向いている商品
- 需要変動が大きい商品
- 需要変動が大きい商品は、定期的に在庫量を確認することで、需要の変化に対応した発注ができます。
- リードタイムが長い商品
- リードタイムが長い商品は、事前に在庫を確保しておく必要があるため、定期発注方式が適しています。
- 単価が高い商品
- 単価が高い商品は、在庫切れによる機会損失が大きいため、定期的に在庫量を確認し、在庫切れを防ぐ必要があります。
発注方式を選択する際のポイント
最適な発注方式を選択するためには、以下のポイントを考慮する必要があります。
- 商品の特性: 需要の安定性、リードタイム、単価など
- 企業の規模: 大企業、中小企業、ベンチャー企業など
- 業種: 製造業、卸売業、小売業など
- 在庫管理の体制: 担当者の人数、在庫管理システムの導入状況など
- コスト: 発注コスト、保管コスト、機会損失コストなど
自社の状況を細かく確認し、最適な発注方式を選択してください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、在庫管理の基本と代表的な発注方式について解説しました。
在庫管理は、企業の収益に大きく影響する重要な業務です。
自社のビジネスモデルや商品特性、そして市場の動向などを分析し、最適な在庫管理方法を導入することで、顧客満足度向上、コスト削減、業務効率向上を実現しましょう。
お客様の成長に応じて増していく物流の問題。
入荷からエンドユーザー様への発送までワンストップで実施している弊社に、その問題解決お任せください!
「つぼみが花を開くように期待と感動を共に届ける」をモットーに、一社一社に合わせたご提案をさせていただきます。
お問い合わせはこちらから:https://bud-logi.com/
—————————————————
株式会社bud梱包出荷サポート
〒957-0101
新潟県北蒲原郡聖籠町東港七丁⽬6068番地15
朝⽇物流株式会社 物流倉庫内