投稿日:2024/10/16
みなさんこんにちは!
株式会社bud梱包出荷サポートです!
物流業界では、効率化、コスト削減、顧客満足度向上といった課題解決のために、物流KPIを活用することが重要です。
今回は、物流KPIを用いた業務改善について、具体的な活用方法をステップごとにご紹介します。
ステップ1:現状把握と課題の明確化
まず、現状を把握し、課題を明確にすることが重要です。
- KPIデータの収集:
- 輸送コスト、保管コスト、人件費、納期遵守率、在庫回転率など、関連するKPIデータを収集します。
- 倉庫管理システム (WMS) や輸送管理システム (TMS) などのシステムからデータを取得したり、手作業で集計したりする方法があります。
- データの可視化:
- 収集したデータをグラフや表などで可視化し、現状を把握しやすくします。
- 例えば、輸送コストの推移をグラフ化することで、コスト増加の傾向を把握することができます。
- 課題の特定:
- 可視化されたデータから、問題点や改善の余地がある箇所を特定します。
- 例えば、納期遵守率が低い場合は、その原因を突き止める必要があります。
ステップ2:目標設定とKPIの選定
現状把握に基づき、具体的な目標を設定し、その目標達成に適したKPIを選定します。
- 目標設定:
- 「輸送コストを10%削減する」「納期遵守率を99%にする」「在庫回転率を20%向上させる」など、具体的な数値目標を設定します。
- SMARTな目標設定を意識しましょう。
- Specific(具体的)
- Measurable(測定可能)
- Achievable(達成可能)
- Relevant(関連性がある)
- Time-bound(期限がある)
- KPIの選定:
- 設定した目標を達成するために、適切なKPIを選定します。
- 例えば、輸送コスト削減を目標とする場合は、「輸送費/売上高」「輸送費/輸送トン数」などのKPIが考えられます。
ステップ3:改善策の実施と効果測定
選定したKPIに基づき、具体的な改善策を実施し、その効果を測定します。
- 改善策の実施:
- KPIの目標値を達成するために、具体的な改善策を検討し、実行します。
- 例えば、輸送コスト削減のために、輸送ルートの見直しや共同配送の導入などを実施することができます。
- 効果測定:
- 改善策実施後、KPIの値を定期的に測定し、効果を検証します。
- 効果が見られない場合は、改善策を見直す必要があります。
ステップ4:PDCAサイクルの継続
物流KPIを活用した業務改善は、一度実施すれば終わりではありません。PDCAサイクルを継続的に回し、改善を継続していくことが重要です。
- Plan(計画):
- 上記のステップ1〜3を計画します。
- Do(実行):
- 計画に基づき、改善策を実行します。
- Check(評価):
- KPIの値を測定し、効果を評価します。
- Action(改善):
- 評価結果に基づき、改善策を見直し、再度実行します。
物流KPI活用のポイント
- 関係部署との連携:
- 物流部門だけでなく、営業部門や生産部門など、関係部署と連携してKPIを設定し、改善活動を進めることが重要です。
- 現場の意見を反映:
- KPIの設定や改善策の検討においては、現場の意見を積極的に反映させることが重要です。
- ITツールの活用:
- WMSやTMSなどのITツールを活用することで、KPIデータの収集や分析を効率化することができます。
物流KPIを効果的に活用することで、物流業務の効率化、コスト削減、顧客満足度向上を実現し、企業の競争力強化につなげましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
物流KPIは、物流業務の効率化、コスト削減、顧客満足度向上を実現するための重要なツールです。
この記事で紹介した設定方法や指標例を参考に、自社の課題や目標に合ったKPIを設定し、定期的なモニタリングと分析を行うことで、物流業務の改善を継続的に行いましょう。
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