投稿日:2024/11/08
みなさんこんにちは!
株式会社bud梱包出荷サポートです!
「WMS」と「在庫管理システム」。
どちらも在庫に関わるシステムですが、その違いを明確に理解している方はどれくらいいるでしょうか?
実は、この2つのシステムは似て非なるものであり、それぞれ異なる役割を担っています。
WMSと在庫管理システムの違いを理解することは、自社の課題解決に最適なシステムを選択する上で非常に重要です。
この記事では、WMSと在庫管理システムの違いを分かりやすく解説し、それぞれの機能や連携による効果、導入のメリットなどを詳しくご紹介します。
WMSと在庫管理システムの違いを分かりやすく解説
WMS(Warehouse Management System)は、倉庫内の作業全体を効率化するためのシステムです。
入荷、検品、棚入れ、ピッキング、梱包、出荷など、倉庫内で行われる一連の作業をシステム化し、作業の進捗状況や在庫状況をリアルタイムに把握することができます。
一方、在庫管理システムは、複数の拠点や倉庫における在庫状況を管理するためのシステムです。
在庫の入出庫、移動、棚卸などを記録し、在庫数を正確に把握することで、過剰在庫や欠品を防止し、在庫管理コストの削減を目的としています。
簡単に言うと、WMSは倉庫内作業の効率化に重点を置いているのに対し、在庫管理システムは在庫の正確な把握に重点を置いていると言えるでしょう。
WMSと在庫管理システムの機能の違い
それでは、WMSと在庫管理システムの機能の違いをより具体的に見ていきましょう。
WMSの主な機能
- 入荷管理:入荷予定の登録、入荷検品、入荷実績の登録など
- 在庫管理:在庫状況のリアルタイムな把握、ロケーション管理、在庫移動管理など
- 出荷管理:出荷指示、ピッキング、梱包、出荷実績の登録など
- 棚卸管理:棚卸計画の作成、棚卸の実施、棚卸結果の集計など
- 作業管理:作業指示、作業進捗管理、作業実績管理など
- レポート機能:在庫状況、作業効率、入出庫状況などのレポート作成
在庫管理システムの主な機能
- 在庫管理:在庫数の登録、入出庫管理、在庫移動管理など
- 発注管理:発注点の設定、自動発注、発注状況の管理など
- 需要予測:過去の販売データなどを基にした需要予測
- 在庫分析:ABC分析、在庫回転率分析など
このように、WMSは倉庫内作業の効率化に特化した機能を豊富に備えているのに対し、在庫管理システムは在庫管理を中心とした機能を備えています。
WMSと在庫管理システムの連携効果
WMSと在庫管理システムは、それぞれ異なる役割を担っていますが、連携させることでより大きな効果を得ることができます。
例えば、WMSで管理している倉庫内の在庫情報を在庫管理システムと連携させることで、以下の効果が期待できます。
- 在庫情報の精度向上
- WMSでリアルタイムに更新される在庫情報を在庫管理システムに反映することで、より正確な在庫状況を把握できるようになります。
- 需要予測の精度向上
- WMSから得られる詳細な入出庫データや在庫回転率などを在庫管理システムの需要予測に活用することで、より精度の高い需要予測が可能になります。
- 発注業務の効率化
- 在庫管理システムで算出された発注量をWMSに連携することで、発注業務を効率化することができます。
- 在庫管理コストの削減
- 在庫情報の精度向上や需要予測の精度向上により、過剰在庫や欠品を抑制し、在庫管理コストを削減することができます。
- 在庫情報の精度向上や需要予測の精度向上により、過剰在庫や欠品を抑制し、在庫管理コストを削減することができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「WMS」は倉庫内作業の効率化、「在庫管理システム」は在庫の正確な把握。
二つのシステムはそれぞれに得意な領域を持った、似て非なるものであることがお分かりいただけたかと思います。
2つのシステムを連携させることで、在庫情報の精度向上、需要予測の精度向上、発注業務の効率化など、より大きな効果を得ることが可能になります。
WMSと在庫管理システムの導入を検討する際には、それぞれのシステムの特徴を理解し、自社の課題やニーズに合ったシステムを選択すること、システム同士の相性なども考慮して、それぞれの効果を最大限に引き出せる選択をしてくださいね。
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